いよいよ23日『キャンペーンスタート!! [AnigoAnimation]
最近こちらの記事を書くことが少なくなって申し訳ございません。
さて5月の初旬にBlender2.67がリリースされましたね。
このバージョンから、いよいよノンフォトリアリスティック(NPR)レンダリングエンジンFreestyleが統合されました。今までは特別にビルドされた改良・改造版のみで使えていた機能がようやくBlender正式版に機能統合されたわけです。これはとても素晴らしいことです。最近はVFX関連の機能も充実し、そしてついにはこのFreestyleが統合されたことでBlenderはより強力な3DCGツールとなりました。
さて、Freestyleと言えばBlenderユーザーなら最初に"セル画調レンダリング"を思い浮かべるでしょう。
その機能をいち早く自社のアニメ製作に導入して作品を作っているのが、このブログでも何度も紹介しているスペインのアニメスタジオ「AnigoAnimation:あにご(兄御)アニメーション」です。
そのAnigoAnimationの100%クラウドファンドによる資金調達で製作予定の3D立体視セル画調アクションアニメ「ABC of AKARI」のキャンペーンが日本時間5月23日(木)Anipipo(http://anipipo.com/)にてスタートします。
▽AnigoAnimaton公式サイト
http://www.anigoanimation.com/(スペイン)
http://www.anigoanimation.jp/(日本)
▽AnigoAnimationの現在のメンバーを紹介します
■オーナー兼マネージャー
ビセンテ·カルロ・フェルナンデス (Vicente Carro Fernández)
■日本サテライトオフィス・マネージャー
玉越正樹 (Masaki Tamakoshi)
■監督/脚本
ゴンサロ·マリン・アルコセ (Gonzalo Marín Alcocel)
■アニメーター
ラファエル・アルカイデ・ヴェガ (Rafael Alcaide Vega)
■音響・音楽
ホセ・アントニオ・ヒメネス・バウティスタ (Jose Antonio Jiménez Bautista)
■コミュニティ・マネージャー
シルヴィア・ガルシア・ガルシア (Sylvia García García)
の6名なのですが、ここで「ABC of AKARI」のプロジェクトに新しくキャラクターデザインとして参加してくれた人を紹介しましょう。
イラストレーターの「無謀王ああさあ」さんです。
中2つのイメージは無謀王ああさあさんによるもので、AKARIのイメージをより明確化してくれました。彼は、これ以外にも物語に登場する主要人物の設定も手がけています。それについては「ABC of AKARI」のFacebookサイトをご覧ください。
また彼は、日本のオタク文化を世界に発信している超有名サイト「TokyouOtakuMode」にスペシャルクリエイターとしても参加しています。
ここに来て頼もしい助っ人がプロジェクトに参加してくれました。
▽無謀王ああさあ ToKyoOtakuModeのインタビュー記事
http://otakumode.com/news/51596490bd2fcbb134004780/Creator-Interview-mubouou-aasaa-1-2
▽無謀王ああさあ:HP
http://www14.ocn.ne.jp/~aasaa/index.html
▽無謀王ああさあ:ブログ
http://kingaasaa.blog57.fc2.com/
ぜひ皆さん、「ABC of AKARI」の応援お願いします。
そして、アニメ化実現のためにバッカー(支援者)になってください。
さあ、23日はAnipipoへLET'S GO!!
▽「ABC of AKARI」キャンペーンを登録しているアニメ専門クラウドファンドサイトAnipipo
http://anipipo.com/
「ABC ofAKARI」についてはFacebookページでもどんどん最新情報を提供しますね!
▽「ABC of AKARI」facebookサイト
https://www.facebook.com/pages/ABC-of-Akari/487234751299923
ブリンキー [マイクロ・キネマ(Micro Kinema)]
オススメの短編映画を紹介する恒例の「マイクロキネマ」のコーナーです。
今回採り上げるのは、以前このブログでも何度か紹介したRuairi Robinson(ライリー・ロビンソン)の短編作品です。
そうです、Ruairi Robinsonといえば「THE SILENT CITY」というSF短編がハリウッドの注目を浴びて「AKIRA」のハリウッド版実写リメイクの監督に起用されながら、色々あって降板してしまったアイルランド出身の監督です。その後どうしているのかと思っていたら素晴らしいSF短編映画「Blinky」を作っていたんですね。
ちょっとかわいい家政夫ロボット(ブリンキー)と、わがまま放題の少年(アレックス)の物語です。
なんと、主演の少年アレックスは映画「かいじゅうたちがいるところ」のマックス・レコーズが演じていますね。
ラストはちょっと、えっ!?という感じのちょっと怖い話ですが是非ご覧ください。
▽Ruairi Robinson公式サイト
http://www.ruairirobinson.com/
「春だ一番!Blender祭り」の記録(記憶?)日記 [Blender]
すでに一週間前になりますが、3月23日土曜日、ヨコハマ創造都市センターにて「春だ一番!Blender祭り」が開催されました。
イベントの報告は各参加者の方々がすでにそれぞれのブログなどで書いていらっしゃいますが、私もスタッフの一人として記録(記憶?)報告書としてここに残しておきたいと思います。
毎度のことながら、岐阜県から前日の22日深夜発の高速バスにて上京しました。早朝5時に新宿に到着した私はマクドナルドで少し休憩して横浜に移動しました。
東京メトロ副都心線がみなとみらい線と最近相互乗り入れするようになって、現地の馬車道駅まで乗り換えなしで移動できました。(これは便利になりました。)
▼副都心線新宿駅
会場のヨコハマ創造都市センターは馬車道駅の真上の建物でこれも便利なのですが、近場に喫茶店とかが無くて結構時間を潰すのが大変でした。
▼暇つぶしで橋の上からランドマーク方向を写真で撮ったりしました
ヨコハマ創造都市センターは歴史的建物である「旧第一銀行横浜支店」を移築して活用した(Wikiの解説によると列柱を並べた半円形のバルコニーが特徴である古代ローマの建築様式「トスカーナ式オーダー」)建物だそうで、ナルホドすごい建物でした。
▼ヨコハマ創造都市センター
1階のホールはまるでヨーロッパ映画に出て来てもおかしくない荘厳な感じで、ホールの特性なのか声も結構反響するのでちょっとビビリました。
ホームページの紹介では最大200人収容という事でしたが、プロジェクター画像を観る場合に巨大な柱が邪魔にならいのと、椅子とテーブルの配置でゆとりを考えると50人ほどが一番快適に使用できるのかなと個人的には思いました。
▼ホールの中
会場は朝の11時から入場可能になり、Shigeさん、まんださん、Mackさん、そして遠くは九州福岡からお手伝いに来て下さったクモンさんと会場準備を始めました。
▼プロジェクターの出力調整中のShigeさんと私
すると、スペインからのゲストAnigoAnimation CEO ヴィセンテ・カルロ氏が現れました。彼は前日、前々日の東京国際アニメフェアのビジネスデーに参加していて、そこで色々な方々とミーティングしたようです。その詳細については私自身はまだ聞いていませんが、そのうち彼から報告があると思います。
さて会場設営とPCとプロジェクターのテストをしていたら突然ビセンテが「スペイン時間だと今何時?」と聞いてきたので「たぶん朝の4時ぐらい」と告げると「カミさんに怒られるかも」と言っておもむろに電話をし始めました。どうやらプレゼン用のデータを持ってくるのを忘れたのでそれを奥さんにネットで頼もうとしたようです。ビセンテは最近、娘さんが生まれたばかりなので、こんな早朝から電話したらそりゃたしかに大変だと思いました。まあ、私の家も大して変わりませんが(笑)。
そんなこんなで、データの動作チェクを終えて、開催時間がちょっとだけずれ込みましたがShigeさんの発表からスタートとなりました。
Shigeさんは、blenderで架空の古代生物を自動的に生成するINTER-CULTUREのサイト「Anomalizmo」ですでにみなさんはご存知だと思いますが、彼の十八番とも言うべきblenderを使った「ジェネ系」(Generative Modeling)のプロジェクトと、それを3Dプリンターを使って実際にプロップとして立体化するという発表で、最近3Dプリンターの値段が下がってきていることもあり個人購入も可能になってきているのでなかなか興味深い内容でした。
▼Shigeさんのサイト
http://bluebluesea.p1.bindsite.jp/index.html
▼Anomalizmo
http://inter-culture-app.jp/Anomalizmo/index.php
そして、まんださんの「blender」とはという初心者向けのBlendrについての簡単な説明に続いてオープンムービープロジェクトで製作された「Sintel」と「Tears of Steel」の2本の短編映画を上映しました。
映画の後は、私のライトニングトーク「OpenShot Video Editorの説明」でした。
OpenShot Video Editorはこのブログでも何度か紹介していますが3Dの動画タイトルを作成する際にblender後ろで動かしてレンダリングして作成するlinux向けのとても簡単で操作性の良いビデオ編集ソフトなのですが、実はこのソフト次期バージョンではWindowsとMacを含めたクロスプラットホームに対応するようで、その開発費を集めるためにクラウドファンドのキックスターターでキャンペーンを始めたばかりで、今まさにホットな話題を話すことが出来ました。しかもこのイベントのためにOpenShot Video editorのプロジェクトリーダーのジョナサン・トーマス氏から彼自身が先月「南カルフォルニアLinuxエキスポ(SCALE 11x - Southern California Linux Expo)」でプレゼンで使用したLibreOffice Impressデータを提供していただきました。(Jonathan Thanks!)
▼当日配布した資料です。
▼OpenShot Video Editor公式サイト
http://www.openshot.org/
OpenShotの次期バージョンに搭載予定の新機能
OpenShot Library Preview from Jonathan Thomas on Vimeo.
▼OpenShotのマルチプッラットホーム化キャンペーンサイト
http://www.kickstarter.com/projects/421164014/openshot-video-editor-for-windows-mac-and-linux
続いてはblenderの公式トレーナーであるトニー・マレンさんによる新作映画についての紹介です。
映画のタイトルは「Electric Town」
▼映画サイト
http://electrictownmovie.wordpress.com/
この作品は2010 Bluecat Screenplay CompetitionのFellini Contest Winners(応募者1600人の中の5人)に選ばれた彼自身の脚本を映画化したものです。
▼こちらに受賞時のインタビュー記事があります。
http://www.bluecatscreenplay.com/interviews/tony-mullen-interview/
「Tears of Steel」後VFXツールとしてもblenderが使えるようになってきたので今回はVFXを多用した実写映画に取り組んでみたのだそうで、下北沢を中心に撮影され、公式サイトにもありますがおじさんの頭に緑色のヘッドギアがありますがコレをベースにモーショントラッキングでトレースしてblenderで作成したCGIイメージのヘッドギアに置き換える作業手順について発表してくれました。
CGIイメージに環境マッピングして実写にコンポジットしてライティングやカラー調整したものは、まさに3DCGとは思えないまるで実際の小道具の様なエフェクトでした。私はそれを見て、ダグラス・トランブル監督の「ブレイン・ストーム」のヘッドギアを何故か思い出してしまいました(笑)。
Electric Town予告
Electric Town Trailer from Tony Mullen on Vimeo.
トニーさんの次は、いよいよ海外からのゲスト、ヴィセンテの発表です。
▼AnigoAnimation(英語)
http://www.anigoanimation.com/
▼AnigoAnimation(日本語)
http://www.anigoanimation.jp/
来日前はプロジェクトの紹介とか色々と細かく発表内容について決めていたようですが、本番では時間の関係もあってblender+freestyleを使った日本のアニメ風のキャラクターの作成方法のレクチャーのみに終始しました。
実際の影とは違うフェイクな影を入れ込むことでアニメ風の誇張した感じを出したり、輪郭線の入れ方とかなかなか実践的な内容でした。
(いつもスペイン語で発表しているので)今回は彼にとて生まれて初めての英語による発表だったようです。また、彼の発表の通訳をトニーさんにお願いしたのですが、こちらも通訳は初めてだとのことでした(笑)。
▼発表するヴィセンテと通訳のトニーさん
ヴィセンテのあとは実はblenderとは直接は関係ないかもしれませんが、最近新しい資金調達方法として注目を浴びているクラウドファンドの、しかもアニメーションに特化したサービス「Anipipo(アニピポ)」をこの4月から展開するグーパ株式会社代表取締役社長兼CEOの平 皓瑛さんにアニメ専門のクラウドファンドについて説明していただきました。
これはクリエーターにとってはとても興味深いお話で、スピーチ後は色々な方々が平さんに個別に質問していたようです。
AnigoAnimationでも「ABC of AKARI」という作品のプロジェクトを彼のアニピポに登録しているのでキャンペーンスタートの際はご協力よろしくおねがいします。
▼Anipipo(アニピポ)公式サイト
http://jp.anipipo.com/
▼ABC of AKARI プロモ映像
そして、休憩を挟んで、株式会社アールティ 代表取締役の中川友紀子さんによる基調講演となりました。
▼株式会社アールティ公式サイト
http://rt-net.jp/
株式会社アールティさんは実際に色々なキャンペーンなどで使われているロボットを製作していらっしゃる会社で、アニメともコラボした経験を持っていらっしゃるようで、今回はblenderユーザーとデザイン面でのコラボが可能かということでご登壇していただきました。
▼アールティさんとサムスンとのコラボキャンペーン
会場には実際に稼働するロボット「ネコ店長も」登場して大注目でした。
▼ネコ店長
アールティさんのロボットは様々なOSで動かすことが出来るようで、Android・水道橋重工のクラタスのOS V-Sido(ヴシドー)や、Pythonを利用してblender側からコントロールというのも可能のようです。
▼水道橋重工:クラタス
スピーチ後は中川社長とグーパの平さん、Shigeさん、トニーさん、ヴィセンテと私でパネルディスカッション形式の討論会もおこない、様々な面白い意見が飛び交いました。
と、私は当日司会進行もしていてほとんど写真が撮れなかったので、ちょっと雰囲気がわかりづらいかもしれませんが、イベントの報告としては大体こんな感じです。
イベント後は今回のスタッフと、トニーさんとヴィセンテでMackさんの自宅で打ち上げ兼慰労会(?)をしました。
また、こんな機会があったらぜひまた参加したいと思います。
■blender関連書籍
はじめてのBlender―エフェクト&シミュレーション編 (I・O BOOKS)
- 作者: 山崎 聡
- 出版社/メーカー: 工学社
- 発売日: 2013/02
- メディア: 単行本
Blender 3Dキャラクター CGテクニック (CD-ROM付)
- 作者: サイドランチ
- 出版社/メーカー: ソーテック社
- 発売日: 2013/04/06
- メディア: 単行本
Blender party2013@Yokoyama+α [お知らせ]
しかもタイトルに「+α」とあるようにblender意外のその周辺ことにも注目しています。
は絶対おもしろいと思います。是非参加してください。
▽チケット購入はこちら
http://peatix.com/event/11282
*なおチラシのQRコードからもチケットが購入できます。
[拡散希望] Blender Party 2013 @ YOKOHAMA + α [お知らせ]
今月23日土曜日Blender Party @ Yokohama 「春だ一番!Blender祭り」が開催されます。
3年越しの開催となる日本最大のblenderユーザーのオフラインミーティングblender Partyですが、なんと今回は「東京国際アニメフェア」開催期間のまっただ中の関東地方での開催となります!
主催はBLUG.jp(日本ブレンダーユーザーグループ)と、私も参加するBlender 3DGAN AVlinux MMD と使って、場所借りて勉強会かなんかしてみよう!の会"B3AM "(ビームと読みます)
チケット販売ページが出来ましたので、お知らせします。
以下のURLからご確認ください。
イベント名: 春だ一番!Blender祭り
開催日時 : 2013年3月23日 (土) 14:00 - 17:00
開催場所 : ヨコハマ創造都市センター
URL : http://peatix.com/event/11282
ぜひ、blenderユーザーのみならずアニメ・3DCGそしてオープンソースに興味のある人はご参加ください。
また、当日参加できない方もfacebook、twitter、mixiなどでバンバン宣伝お願いします。
Blender 3DCG パーフェクトバイブル2013 (100%ムックシリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: ムック
~無料でできる3Dアニメーション~ ブレンダーからはじめよう!
- 作者: 原田 大輔
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 大型本
キャラクターをつくろう! 3DCG日和。 vol.3 -Blenderでつくる、ポリゴンキャラクター
- 作者: 友
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2012/06/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
はじめてのBlender―エフェクト&シミュレーション編 (I・O BOOKS)
- 作者: 山崎 聡
- 出版社/メーカー: 工学社
- 発売日: 2013/02
- メディア: 単行本
はじめてのBlender2.5―「初心者」から「プロ」まで使える、フリーの3D‐CGソフト (I・O BOOKS)
- 作者: 山崎 聡
- 出版社/メーカー: 工学社
- 発売日: 2011/09
- メディア: 単行本
LibreOffice mini Conference 2013 Japan/Spring [OOo/LibO]
私もlibreOffice日本語チーム/特定非営利法人OpenOffice.org日本ユーザー会の一員としてカンファレンスに参加してきました。
私自身もセミナー枠をいただいていたので、昨年私が執筆した解説書の内容に則したお話をさせていただきました。
セミナータイトルは「LibreOffice補完計画」(笑)
LbreOfficeをより便利に使うための拡張機能や外部連携アプリの紹介というLibreOfficeの周辺に的を絞ったお話をしました。
ニコ生もされたので観た人も多いと思いますが、観てない人もたぶん後日ビデオアーカイブがニコ動で公開されると思います。
あと私が話した内容についてはこの書籍をお買い求めいただければ詳細がわかると思います。興味のある方は是非お買い求めください。
ご無沙汰していますが・・・・ [雑談 思うこと]
ということで遅ればせながら、新年のご挨拶を・・・(すでに2013年1月も終わろうとしているのに?)
「えーと、私のブログを愛読してくださっている皆さん、今年もよろしくお願いします!」
と挨拶が終わったところで、ちょっと告知でもしましょう。
前の記事で報告していたスペインのアニメスタジオAnigoAnimationの日本サテライトオフィスのサイトが遅ればせながら立ち上がりました。
http://www.anigoanimation.jp/
こちらのサイトでAnigoAnimationの情報を発信していきますのでよろしくお願いします。
あと、ロゴがひらがなの「あにご」から漢字の「兄御」に変更になりました。この変更は今後の日本での展開を考えての変更です。いろいろ計画していますので、ご期待ください。
あと3月の東京国際アニメーションフェア2013(TAF2013)に合わせてAnigoAnimationのオーナーが来日するので色々打ち合わせしますが、それと共にblenderユーザーによるミーティングを企画しています。そちらの情報も随時報告してゆきますのでよろしくお願いします。
▽東京国際アニメーションフェア2013
http://www.tokyoanime.jp/ja/
Blenderでセル画調の3D立体視ジャパニメーションを!:AnigoAnimation [AnigoAnimation]
実は縁あってhyper-ball.netでは、今後この会社の日本向けサイトの構築その他で協力していく事になりました。
そこで今回は日本では無名なAnigoAnimationについてちょっとだけ紹介したいと思います。
AnigoAnimationのオーナー、ビセンテ·カルロ氏は、長年3DCGのみならずウェブデザインやプログラミング・映像などのIT関連の講師をしてきた人で、数年前にはマチャラビアヤのガルベス博物館のために3DCGドキュメンタリー映像の製作をしています。
△プロジェクターで裏側から投影される縦長映像なので左右反転映像になっています。
その後彼は、何年かはオープンソースの3DCG統合ソフトBlenderを使ったプロジェクトの準備に時間を費やし、2011年にAnigoAnimationを設立しました。
現在のメンバーはオーナーを含めて4名。
AnigoAnimationの「Anigo」とはなんと日本語で、兄を敬っていう場合に使う「兄御」のことですが、姉御に比べて現在はあまり使われない表現です。しかしながらオーナーは気に入っているようです。
そして現在、Blenderとノンフォトリアリスティックレンダラーのfreestyleを使って3D立体視で日本風のセル画調アニメ映画「ABC of AKARI」という作品を作ろうとしています。
3D立体視でセル画調の商業アニメ映画だと最近劇場公開されたプロダクションIGの「009 RE:CYBORG」が同様の作品になりますが、クラウドファンドを使って資金を調達しようとするアニメのプロジェクトとしては多分世界初の試みだと思います。
今現在、「ABC of AKARI」は、クリエイティブ系では世界的に有名なクラウドファンドIndiegogoにてプロジェクトに対する資金募集を開始しています。
興味があり方はぜひ!
▽「AnigoAnimationの制作するOVA "ABC of AKARI"クラウドファンドサイト」
http://www.indiegogo.com/abcofakari
まだ工事中ですが、今後AnigoAnimationの日本語の情報はhyper-ball.netの管理するAnigoanimAtion.jpでどんどん紹介していきますので今後ともよろしくお願いします。
◇AnigoAnimation関連サイト◇
欧州:http://www.anigoanimation.com/
日本:http://www.anigoanimation.jp/(工事中)
◇Blender関連書籍◇
Blender 3DCG パーフェクトバイブル2013 (100%ムックシリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: ムック
~無料でできる3Dアニメーション~ ブレンダーからはじめよう!
- 作者: 原田 大輔
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 大型本
OpenShot Video Editorに新しい3Dタイトルを追加する。その2 [OpenShot]
OpenShot Video Editor用に様々な動画タイトルを提供しているイアン氏がblenderによる動画タイトルの作成方法を自身のwebページに公開しています。
▼イアン氏のブログ記事「Openshot : How to create animated 3D title with Blender」
http://www.morere.eu/spip.php?article169
そこにあったソフトボディのサンプルファイル(Falling Soft Text:落ちてくる柔らか文字)を早速OpenShot Video Editorに追加して試してみました。
OpenShot Video Editorに動画タイトルを追加する方法は以前このブログで紹介していますのでそちらの記事をご覧ください。
※OpenShot Video Editorに新しい3Dタイトルを追加する。
OpenShot Video Editor ver.1.4.3(@ ubuntu 12.10)
使用したフォントは「みかちゃんフォント」。
衝突干渉判定用のシリンダー(円筒)は表示する設定。
アニメーションの長さはデフォルトのまま(フレーム数144)。
dellの4コアのcore i7ノートPCでレンダリングしましたが結構時間がかかりました。
衝突判定計算で多少他の動画タイトルより時間がかかっているのかも。
■blender関連書籍
~無料でできる3Dアニメーション~ ブレンダーからはじめよう!
- 作者: 原田 大輔
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 大型本
キャラクターをつくろう! 3DCG日和。 vol.3 -Blenderでつくる、ポリゴンキャラクター
- 作者: 友
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2012/06/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
はじめてのBlender2.5―「初心者」から「プロ」まで使える、フリーの3D‐CGソフト (I・O BOOKS)
- 作者: 山崎 聡
- 出版社/メーカー: 工学社
- 発売日: 2011/09
- メディア: 単行本
Blenderスタートアップガイド -オープンソースで作る3Dモデル、アニメーション、ゲーム-
- 作者: ランス・フラベル (Lance Flavell)
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2011/07/22
- メディア: 大型本
書籍「実務で使えるLibreOffice」発売!! [OOo/LibO]
そこでインターネットで検索すると色々なところでニュースになっていたんでご報告
まずはユーザー会からのニュース
http://sourceforge.jp/forum/forum.php?forum_id=30041
出版元の翔泳社の新刊ニュース
http://sourceforge.jp/forum/forum.php?forum_id=30041
執筆者でもある株式会社アシストのニュースリリース
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/info/news/1197845_1217.html
以下はアシストのニュースリリースが元だと思う記事
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121011/prl12101112490024-n1.htm
ライブドア ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/7034378/
東京バーゲンマニア
http://bg-mania.jp/other/a01_prtimes/2012/10/11078926.html
インフォシーク・楽天ニュース
http://news.infoseek.co.jp/article/prtimes_000000271_000000666
ZD net Japan
http://japan.zdnet.com/release/30028706/
マピオンニュース
http://www.mapion.co.jp/news/release/000000271.000000666-all/
などなど数多くのサイトでニュースとして流れていました。
これがみなさんの目に止まって購入に繋がっていくと嬉しいのですが。