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OpenDocumentがISO認定

私も以前、公式ガイドブック(1.1対応版)の執筆に参加したこともあり、現在も愛用しているOpenOffice.org関連で新しい動きがありました。

ニュース記事によると

OpenDocument Formatが、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会(IEC)で国際標準として認定された。 2006年05月04日 08時22分 更新 オープンソースのオフィス文書フォーマット、OpenDocument Format(ODF)が、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会(IEC)で国際標準として認定された。普及団体のOpenDocument Format Alliance(ODF Alliance)が5月3日、発表した。 OpenDocumentはOpenOffice.orgのオープンソースプロジェクトから生まれたフォーマットで、2005年5月にOASISの公式標準に認定されている。 ODF Allianceは政府/自治体でのOpenDocument採用促進を目的として3月に結成された組織。発表文で「OpenDocument FormatがISOに認可されたことは、政府機関の文書管理における現実的な問題解決を支援する上で重要な一歩となる」と述べている。


これはとても素晴らしいことです。
私は、以前から色々なワープロソフトのファイル間に互換性が無いのはおかしいと思っていました。
何故なら、私たちがそのワープロソフトを選ぶ基準はファイルフォーマットではなくその使い勝手や機能であるべきだと思うからです。
電子楽器メーカ間にはMIDIという国際標準規格があります。これによって他メーカのシンセや音源ユニット、またはシーケンサーソフト間でのデータのやり取りを可能にしています。
よって、私たちは好みや使い勝手、予算で楽器やソフトを選ぶことができます。
なのにワープロソフトの現状はと言うと、PCに最初から付いてきていた某巨大ソフトメーカのOfficeソフトがどんなに扱い難くても手放せない人がいます。
なぜならファイルフォーマットの互換性が無いからです。
まぁ、その某メーカとしてはどんなに使い勝手が悪くても非互換のおかげで多くのユーザを抱え込むことができた訳ですが。
しかしこのファイルフォーマットの国際標準化によってやっと、同じ土俵でワープロソフトの開発競争がなされるのではないでしょうか?(一太郎やNotes/DominoもODFの採用を決定したそうです。)


ニュースソースはITmediaです。

また関連の記事で、Daniel Carrera氏著/可知 豊・美紀子さん訳の『未来は開かれている:OpenDocumetとは何か、そしてなぜ気にかけるべきなのか』は一読の価値があります。

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  • 出版社/メーカー: グッデイ
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本


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