ハッカー・イルカのジョーンズ! [雑談 思うこと]
ちょっと昔のサイバーパンク映画『JM(ジョニー・ネモニック)』をご存知ですか?
特定の情報を脳に埋めこまれたチップに記憶させる“情報の運び屋”のジョニー(キアヌ)。
Johnny Mnemonic Sin City Style Fan Trailer
(ファン製作『JM』トレーラー、『シン・シティ』風)
ジョニーは仕事で訪れた北京で、メモリー許容量を超えた情報を記憶させられてしまう。その内容は巨大製薬企業ファーマコム社の有する、人類の存亡に関わる極秘情報だった。届け先はオールカムという人物。
ここからジョニーは事件に巻き込まれてゆく。
当然、容量を超えた情報の記憶は危険で、早く情報を脳から引き出さないと自身の命にもかかわってくる。しかし情報を引き出すためのパスワード画像は襲われた際に焼失してしまった。その上、ジョニーは極秘情報を巡ってファーコム社の刺客(ヤクザ)たちに次々と首を狙われる始末。
そんな、ジョニーの脳からパスワードを解読し、命を救ったのは人類の自由を求める地下組織ローテクの凄腕ハッカーのジョーンズだった。
と、まあこんなような内容の映画なのですが、次のニュースを見てください。
米海軍、イルカ兵士を海中警備任務に採用
米海軍が海中から侵攻してくる工作員を発見する手段としてイルカやアシカを調教。その上でワシントン州の海軍基地で実戦配備していたことが12日、海軍の発表によって明らかとなった。
実際にイルカ兵士が海中でのパトロール任務にあたっていることが明らかとなったのはワシントン州シアトルの近くにあるキトサップ-バンゴール海軍基地。同海軍基地は潜水艦基地という性格上、海上での警備活動に加えて海中での警備活動の必要性が重視された結果として選抜されたのが特殊訓練を受けた海軍精鋭のイルカ兵士部隊となる。
イルカに対する特殊訓練はサンディエゴにある海軍哺乳類教育センターで実施。その第一期生がワシントン州の海軍基地に送られたもようだ。
元記事は【テクノバーン】(2007/2/15 20:25)
実は、このニュース、映画『JM』に出てくるジョーンズそのものだと思いません?
そうなんです。敵の潜水艦をスキャンしたり、失われたパスワードを探したりできる元海軍にいた凄腕ハッカージョーンズは海軍に訓練され、その上ヤク漬けにされ大海原を泳いでいる幻覚を見ているイルカだったのです。
▲『JM』に出てくる超弩級ハッカーのジョーンズ
映画だけの話だと思っていたら・・・しかし、アメリカという国は・・一体全体何処にいくのでしょう?
『JM:JOHNNYMNEMONIC』(1995年作品)
原作、脚本:ウイリアム・ギブスン(記憶屋ジョニィ)
監督:ロバート・ロンゴ
出演:キアヌ・リーブス&ビートたけし
映画『JM:JOHNNYMNEMONIC』の原作、『記憶屋ジョニィ』が収録されているウイリアム・ギブスンの短編集『クローム襲撃』
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