ふらっしゅ!あ・あ~♪ [映画 TVドラマほか]
今年からフジTVのF1中継のテーマソングが変わりました。
F1中継と言ったら“T-SQUARE”の『TRUTH』というのが完全に定着しているところになんと、大御所“Queen”の名曲『FLASH』を持ってきました。
以前にもドラマのサントラにも起用したりと、どうもフジTVは“Queen”がスキなようですね。
でこの曲を今回のテーマに使うのに新たにブライアン・メイにアレンジし直してもらったようです。
で、曲の正式タイトルは『Flash's Theme 2007 High Octane Mix』だそうです。
私にとってはどうも1980年に、ハリウッドの大プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスによって製作された映画『フラッシュ・ゴードン(Flash Gordon)』のサントラのイメージが強すぎてちょっとしっくりこないのですが・・・とりあえず、ミハエル・シューマッハの引退で、世代交代感のあるF1を印象付ける為のイメージ戦略としては良いのかもしれません。
なかなかがんばっているようですがアメコミ風キャラでドライバー紹介というのが、う~んちょっとイタダケマセンネ(笑)
話はF1から逸れますが、『フラッシュ・ゴードン』といえば、スペースオペラという言葉の元祖みたいなものです。
若き日のジョージ・ルーカス監督は、子供の頃に観たこの作品(過去にバスター・クラブ主演で連続活劇として映画化)の再映画化を切望していたのですが、なかなか映画化の版権が取れなくて仕方なくオリジナルのストーリーを考えて作ったのが、実はあのヒット作『スターウォーズ』だったというのはとても有名な話です。
で、『スターウォーズ』の世界的な大ヒットで気をよくして製作に踏みきった、ラウレンティス版の映画はどうかというと、彼の以前の作品で『バーバレラ (Barbarella)』(1968)という作品がありますが(主演でバーバレラ役のジェーン・フォンダがとてもキュートで色っぽかった。)、この世界観に近いレトロフューチャー・センスな映画に仕上がっています。
技術面では、洗剤と油で表現した空と人物の合成に当時としては革新的な「電子オプチカルプリンター」による背景合成を試みています。当時のビデオの解像度が今ほど細かくないので多少画面にザラツキ感がありますが、なんとか頑張っています。
今ではとてもなつかしい感じのする豪華絢爛スペオペ映画『フラッシュ・ゴードン』と『バーバレラ』ですが、どちらも私のオススメです。
蛇足>
ラウレンティスとはあまり関係ないけど、そういえばポルノチック・パロディ映画で『フレッシュ・ゴードン』なんてのもありましたネ(笑)
コメント 0