映画「KAYDARA:カイダラ」公開 [KAYDARA]
以前からこのブログでも紹介していたあの「KAYDARA」がフランスの現地時間21日にいよいよ公開されました。
今回はこの映画[「KAYDARA」についてじっくり紹介をしましょう。
■イントロダクション:
Sapporo Short Fest 2006 | 第1回札幌国際短編映画祭に、大ヒット映画『マトリックス』の影響で製作した『ラトリックス/ratrix hero』(2005年製作)という、ネズミと猫が登場人物のCGとクレイアニメを駆使した5分のすばらしい短編作品を引っさげてやって来た二人のフランス人アマチュアフィルムメーカー、ラファエル・エルナンド( Raphaël Hernandez )とサヴィトリ・ジョリ・ゴンファール( Savitri Joly-Gonfard )。
その二人が『ラトリックス』製作直後から、ライブアクションとさらに進化したVFX映像をミックスした新作の製作に取り組み、再び世界中の『マトリックス』ファンを驚かせる作品を完成させました。それが、“アナザー・マトリックス・サーガ”とも言うべき本作品『カイダラ/Kaydara』です。
VFXやポストプロダクションに6年もの年月を費やした55分の映画『カイダラ』は、前作同様『マトリクス』の世界をモチーフにしながらも、その映像の迫力や出来映えは“超ド級”!、アマチュアフィルムとしては驚異的なクオリティの作品に仕上がっています。
■ストーリー:
この映画は、機械の造り出す「仮想現実による支配」からの解放を目指す抵抗グループたちとは別の場所で離れて住んでいるバウンティハンター(賞金稼ぎ)の男、「カイダラ (KAYDARA)」とその弟「イアッド (IAD)」の物語です。
救世主「The One」並の能力を持つ「カイダラ」は、“救世主”が人類を機械支配から救ってくれるという預言を信じていません。それどころか彼は“救世主”こそが人類の自己意識の覚醒を脅かす存在であり、もし彼(救世主)と対峙した場合敵とみなし倒すことを考えています。しかし弟「イアッド」にとっては“救世主”はあこがれの存在。いつかは自分も“救世主”のようになりたいと願っています。
そんな彼らの前に突然立ちはだかる男「ダンテ (DANTE)」。ダンテは圧倒的な火力でカイダラのホバークラフトに攻撃を仕掛けてきます。
カイダラは本当に“救世主”に勝つことが出来るのでしょうか、そして弟がとった行動は・・・・彼らの運命は?
劇中では共同監督でもあるサヴィトリ・ジョリ・ゴンファール自身がオタクっぽい弟役のイアッド役を怪演しています。これもこの映画「カイダラ」の見所ですね。
あと登場する女性が皆それぞれきれい(私好みです)なのもいいです。中でもウイルス・ウーマン役の女性(この映画ではカイダラやイアッドなどの台詞フランス語→英語の翻訳をも担当)はとても色っぽいです。うちの嫁も彼女がお気に入りで、「ねえ、彼女のシーンってミュージカルみたい」といって喜んでいました。
そして、彼らがずっと6年間言い続けていた、「前作のストップモーションクレイアニメ(ラトリックス)について「ラトリックスは序章に過ぎない」という本当の意味が、この作品で解明されます(笑)
さあ、一度ご覧ください。『マトリックス』ファンのみならず誰もが楽しめるすばらしい作品です。
2011年5月21日
「カイダラ」公式サイトにて公開中
http://www.kaydarafilm.com
※プロデューサーのセス・イッカーマン(Seth Ickerman : 実はラファエルとサヴィトリの2人のジョイントネーム)から映画の見方を示した画像がメールで届いたのでとりあえず貼っておきます。
赤丸のようにクリックしていけば画質選択と字幕を選ぶことが出来ます。(この画像にはありませんが)JAを選択すると私ども(hyper-ball.net)が作成した日本語字幕が選択できます。
http://www.dailymotion.com/video/xickar_kaydara-official-film
KAYDARA official film 投稿者 Kaydara-film
あとコチラ▼は映画「KAYDARA/カイダラ」メイキング映像の序章です。
making-of KAYDARA prologue 投稿者 Kaydara-film
メイキング映像第2章はキャラクター;登場人物についてです。
making-of KAYDARA the actors 2/9 投稿者 Kaydara-film
※追記・補足
Dailymotionの公式映像の日本語字幕は私どもが作成しました。
以下その経緯と裏話です。
日本語字幕の作成は公開の21日までは間に合いませんでしたが、嫁と二人で日本のファンのために出来るだけ早く公開できるようにとがんばりました。またBlenderでもお世話になっているトニー・マレン( Tony Mullen )さんにも英文読解する上でいろいろ助けていただきました。トニーさんはオランダ(アムステルダム)のBlender Instituteで映像を確認しながらサポート。その際なんと、ドリアン・プロジェクト オープンムービーの主要メンバーPablo Vasquez(venomgfx)と一緒に観ていたようです。
トニー、ありがとう!、あ、それからおそくなりましたが短編映画脚本賞おめでとうございます。:実はトニーの「Electric Town」という脚本が2010 Bluecat Screenplay CompetitionのFellini Contest Winners(応募者1600人の中の5人)に選ばれました。(すごいです。)
プロデューサーのセスとはFacebook上で本作品の日本での上映スケジュールについて質問したことから知り合いになりました。
このBlogで6年間、彼の映画や近況情報を紹介していていたこともあって、今回「カイダラ」の字幕を担当させていただく事になりました。(英語力も怪しいのになんて無謀な(笑))
最初、セスから台詞のみ書いてあるダイアログだけもらって翻訳を始めたのですが、それだけでは会話なのか独り言なのか、また直接の会話なのかそれとも通話なのかなど場面がまったく想像出来なくて大変で、作業当初はメールで質問ばかり送っていました。というのもコチラにはビデオ共有サイトで公開されている予告映像しか具体的な情報はなくてカイダラ以外の人物すらどれがどれなのかも判らなかったのですから。
編集された実際の映像を確認出来たのはなんと公開(21日)の三日前(笑)。今考えるとかなり無茶な作業でしたね。無事公開されてよかったです。
今後の展開としてこの映画を震災チャリティとして名古屋もしくは近郊のミニシアターで上映するという計画も考えているところです。セスともこの件については以前から(字幕付けの話以前から)相談しています。
どなたかもし良い場所や良いアイデア等あったら教えてください。たとえばDJイベントとのジョイントとか・・・(そしたら私VJします。(笑))
また実現の際ご協力いただける人がいましたらご連絡ください。
....Masaki Tamakoshi aka daywalker
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2011-05-21 06:54
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